【ニューヨーク=長戸雅子】国連の潘基文事務総長は17日、中国のチベット自治区で起きた暴動について「(中国の)当局に自制を要請し、全当事者にさらなる対立と暴力を回避するよう求める」と記者団に述べた。
潘事務総長は「平和的解決の重要さ」を強調、この問題で中国の王光亜国連大使と会い、「懸念」を伝えたことを明らかにした。
インドに亡命中のチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世は国際社会による調査を求めているが、潘事務総長は「事態を注視し続けていく」と述べ、具体的な言及を避けた。
安全保障理事会の今月の議長国を務めるロシアのチュルキン国連大使は「安保理が扱う問題でないことは明らかだ」と述べ、「安保理がこの問題を扱うべきだ」とするチベット独立派の要求を一蹴した。この日の安保理の会合でもチベット情勢に関する発言は出なかったという。
AP通信によると、王大使は「国連による調査は適切でない」との考えを表明し、「中国当局は十分に自制している」と強調したという。
産経ニュース
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